2015年3月4日水曜日

人の秘密、いくらになるんだろう。永堀大介 『秘密屋』 感想

図書館で勉強の合間に読もうと思って手に取った…つもりがいつの間にか全部読んでしまっていたお話。

秘密屋、なんとも言えないワクワクな世界観です。
主人公は親から受け継いだ借金60億を抱えて必死に生きているのですが、
ある日秘密屋という店に偶然たどり着きます。

「秘密を売るとお金になる」と言われてバイト先の同僚の秘密を売って大金を得た主人公。
しかし秘密を売ったためにバイト先には居られなくなります。

それをきっかけに主人公は秘密の売り買いを専業にする「秘密屋」になります。
ヤクザが出てきたり、アウトローな雰囲気を漂わせる謎の紳士がでてきたり。
面白かったです。

ただ中盤があまりにも盛り上がってたせいで最後の方がなんだか地味に思えました。 笑、