2015年12月13日日曜日

ドイツの流行語大賞2015年は…「難民」

ドイツ語協会によって選ばれた2015年の言葉は「難民」だそうです。
ドイツ語協会(GfdS)が2500個の候補から選び出した、今年の言葉は以下の通り。



Foto: Cem Oksuz/Anadolu Agency/Getty I


1. Flüchtlinge(難民)
難民が大量にドイツに押し寄せて(メルケル首相が受け入れを表明したからですが)、駅や役所などで大勢の難民を見かけたのは確かにまだ最近のこと。

2. Je suis Charlie(私はシャルリー、仏語)

3.Grexit(グレグジット)
「ギリシャのユーロ圏離脱」を意味する造語だそう。

4. Selektorenliste(セレクターリスト)
独連邦情報局が長年に渡って、EUを含む国々で人々や会社の盗聴をしていた問題。

5. Mogel-Motor(いかさまエンジン)
ご存知VWの問題。

6. durchwinken(素通りさせる)
難民をしっかり調べずに国境を通すことのようです。自国から難民をはやく追い出したい国々がこれをしていたため問題になりました。

7.Selfie-Stab(自撮り棒)
2014年日本に帰省したとき中国や韓国からの観光客が持ってるのを見て初めて知りましたが、ドイツでもじわじわ広がっているようで、持ってる人をちらほら見掛けます。

8. Schummel-WM(いんちきワールドカップ)

9. Flexitarier
対応する日本語なし。ベジタリアンやベーガンとはさらに違う新しい食生活の人を指すみたいで、食べ物を柔軟に選択する人のことらしいです。肉も食べるらしいし、私には普通の人との違いがいみいち分かりません。食材の質にこだわる人のことなのかなぁ。

10. Wir schaffen das!(できます!)
メルケル首相の言葉より。


1位、6位共に難民関係の言葉が選ばれているあたりやはり難民問題は大きいんだな、と思います。2位、3位にドイツ語ではない言葉が選ばれているのがおもしろいなぁと思いました。

難民問題、解決しますように。