2015年2月1日日曜日

ハラハラする『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎/感想&ネタバレ

好きな作家は?と聞かれていつもなんとなく伊坂幸太郎さんの名前をあげるのですが、『ゴールデンスランバー』を未だに読んでいなかったのは、日本では人気で図書館で見かけたことがなかったからです。

この本はケネディ大統領暗殺事件を元に書かれたそうです。大きな権力が一人の男を首相を殺害した犯人に仕立て上げ、警察が男を追い、男は逃げて逃げて……。

逃げ切れるのかどうか、読みながらハラハラして止まりません。
読み終わって、「他の人に信頼を置いて貰える人になりたい」と思える本でした。

以下ネタバレあり
なにが悲しいって、イケメンの主人公がイケメンじゃなくなってしまうところ。そしてキルオが死んでしまったところ。
主人公はどこで一番絶望したのか分かりませんが、私はキルオが死んでしまったところで ああもうだめだーー と思いました。

そして最後の最後に事件に全く無関係そうなアイドルの凛花ちゃんが出てきたところには驚きました。後、ラストシーンで元彼女の樋口さんは青柳に気付いてたんだろうな。